硬水を飲み続けるとどうなる?3つのメリットと飲むタイミングを紹介!

硬水が入ったカップを持つ女性

硬水とは、カルシウムやマグネシウムといったミネラルを豊富に含んだ水のことです。硬水を飲み続けることで便秘の改善や美容効果などが期待できます。

この記事では、硬水の概要や硬水を飲み続けるとどうなるのか、飲み過ぎによる注意点などについて解説しています。

硬水に興味のある人、飲んでみたい人などはぜひ参考にしてください。

硬水とは

硬水とは、一般的にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分を多く含む水のことを指します。

硬水は、地下水や井戸水などが地球の地殻から流れ出る際に、岩石と接触してミネラル成分を溶かし込むことで形成されます。よって、硬水は天然のものであり、その成分は地域によって異なることがあります。

含有量によって、以下のように水の種類を分類することができます。

  • 60mg/L未満:軟水 
  • 60~120mg/L未満:中程度の軟水 
  • 120~180mg/L未満:硬水 
  • 180mg/L以上:非常な硬水

また、日本では、以下のように分類されることもあります。

  • 0~100mg/L:軟水
  • 101~300mg/L:中硬水
  • 301mg/L以上:硬水

硬水は、硬度が高いこともあり、飲んだときの口当たりが重くなります。日本は軟水が一般的であるため、硬水を飲んだ時に違和感を覚える人も少なくないはずです。

硬水の特徴

硬水の特徴の1つが、ミネラル濃度の高さです。硬水はカルシウムやマグネシウムといったミネラルを豊富に含んでいるため、ミネラル濃度が高くなります。

そのため、硬水を飲むと、ミネラルも補給できます。特にカルシウムは不足しがちなので、硬水で簡単に摂取できるのが特徴です。

風味が独特である点も硬水の特徴です。これはミネラル分の影響によるもので、飲んだときに苦味を感じることもあるでしょう。特に硬水を初めて飲む場合、飲みにくさを感じるかもしれません。

初心者は、いきなり硬度の高い硬水を飲むのではなく、硬度が比較的低い中硬水からはじめてみるといいでしょう。

硬水を飲み続けるとどうなる?

ここでは硬水を飲み続けるとどうなるのか解説します。硬水にどのような効果が期待できるのか、ぜひ参考にしてください。

便秘の改善

硬水を飲み続けることで便秘の改善が期待できます。これは、硬水に豊富に含まれているマグネシウムには便を柔らかくする作用があるためです。

マグネシウムは水分を集めやすい物質に変化するため、腸内で内容物が水分によって膨らむことでお腹を刺激しお通じを引き起こすことも期待されます。

便秘に悩んでいる人であれば、硬水を飲み続けると改善が期待できるかもしれません。

参考:便秘に効くのは硬水?軟水?それぞれの違いや特徴を解説

骨粗鬆症の予防

カルシウムやマグネシウムが豊富に含まれる硬水は骨粗鬆症の予防にも活用できます。マグネシウム・カルシウムは骨の健康維持に役立つものです。

硬水を定期的に摂取することで骨の健康を維持・向上させることができるかもしれません。

美容対策

カルシウムやマグネシウムといったミネラルは、美容にも役立つものです。例えば、カルシウムは肌のターンオーバーを正常化させてくれるため、肌質の改善などが期待できるでしょう。

また、マグネシウムは、代謝の際に使われる酵素をサポートすることができ、肌の弾力キープに役立つとされています。美容対策として何か取り組みたいという場合などにも、硬水は役立つでしょう。

硬水を飲みすぎるとどうなる?

硬水を飲み続けることでプラスの効果が期待できる一方で、飲みすぎるとトラブルにつながる恐れもあるため注意しなければなりません。

例えば、硬水を飲みすぎるとお腹をくだす可能性があります。これは、マグネシウムの作用によって便の水分が増え、お腹が緩くなるためです。硬水は便秘改善に活用できますが、飲みすぎると逆効果となるため注意してください。

また、硬水を飲みすぎたためにミネラルの過剰摂取となり、体調不良になることもあります。そのほかにも、腎機能に問題を抱えている人の場合、硬水を飲みすぎることで尿路結石や高カルシウム血症、下痢などの症状が起こる可能性もあります。

腎機能に問題がある人は、事前に専門医に相談したうえで硬水を飲むかどうか判断してください。

硬水の飲み方のポイント

ここでは、硬水を飲む時のポイントを紹介します。どのくらいの量を飲むのか、どのタイミングで飲むのかといったことを取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

硬水の摂取量は?

水分補給のために硬水を飲むのであれば、軟水を飲むときとかわりはなく、1日あたり1.5~2リットルを目安としてください。

人間は1日で約2.5リットルの水分を排出するとされています。内訳は、尿や便から1.6リットル、汗や呼吸で0.9リットルです。

そして、この排出した水分を補うために、食事や栄養素の代謝、水分補給などでカバーすることとなります。夏場など、汗をたくさんかいた場合、水分摂取の量が増えることもあるでしょう。

硬水はミネラルを豊富に含むものですが、過剰ではないため、腎臓に問題のある人など以外であれば、軟水を飲むのと同じ感覚で飲んでも問題ありません。

飲むタイミングは?

便秘改善を目的とする場合は、朝に飲むのがおすすめです。

硬水にはマグネシウムが多く含まれています。マグネシウムは腸の働きを活発にし、排便を促す効果があるといわれています。そのため、朝起きて空腹時に硬水を飲むことで、腸を刺激し、排便を促すことができるかもしれません。

具体的には、朝起きたらコップ1杯の硬水を飲むとよいでしょう。硬水の味や香りが苦手な場合は、炭酸水で割ると飲みやすくなります。

まとめ

硬水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを豊富に含む水です。飲み続けることで、便秘改善や骨粗鬆症の予防、美容対策などに役立つ可能性があります。

ただし、飲みすぎるとお腹をくだしたり、体調不良になったりすることもあるため、注意が必要です。硬水初心者は、硬度の低いものから少しずつ試していくといいでしょう。

硬水に興味のある方はぜひミネラル豊富な二千万年水をお試しください。