硬水を飲むタイミングとコツを紹介!

硬水をコップに入れて飲む女性

日々の生活の中で水分を摂取することは大切ですが、どのタイミングでどのくらいの量を飲めばいいのかわからない人は意外と多いのではないでしょうか。

この記事では、硬水を飲むタイミングや飲むときのコツを紹介しています。また、日本で一般的な軟水ではなく硬水を飲むメリット・デメリットについても取り上げているためぜひ参考にしてください。

硬水を飲むときのコツ

健康のためには水を飲むことが大切、と聞いたことのある人もいるかもしれせんが、水を飲む時にはどういった点に注意すればいいのかわからない人は多いでしょう。

1日に飲む水の量の目安は1.5~2リットルとされています。これは1度にまとめて飲むのではありません。1日10回程度に分けてコップで少しずつ飲んで行くイメージです。

1回あたり150~200mlにすれば10回で目安の量に到達します。ポイントはこまめにゆっくり飲むことです。また、空腹時に水を飲むと吸収されやすいということも覚えておきましょう。

硬水を飲む主なタイミング

硬水を飲む場合、飲むタイミングも押さえておきましょう。1日10回に分けて飲む場合、さまざまな場面で飲むこととなりますが、主なタイミングとしては以下のような時があげられます。

  • 起床時
  • 入浴前後
  • 運動前後
  • 就寝前

例えば入浴したり運動したりすると水分が失われます。また、就寝中にも水分が失われることから前後のタイミングで水を飲むことが大切です。

なお、水を飲む場合、冷たすぎると内臓への負担が大きくなるため、常温~少し冷えている程度のものがおすすめです。

上記のタイミング以外、例えば学校や会社にいる時も上手に飲めるよう、ペットボトルなどを持ち歩いていつでも飲めるようにしておきましょう。

また、食前30分ごろに飲むことでやや満腹感が得られ、食べ過ぎを防げるためおすすめです。

硬水のメリット

ここでは硬水を飲むメリットを紹介します。なぜあえて硬水を選ぶのか気になる人はぜひ参考にしてください。

美容や健康にも役立つ

硬水はマグネシウムを豊富に含んでいることもあり、便秘対策に活用できます。なぜマグネシウムが便秘解消につながるのかというと、マグネシウムは体に吸収されにくく、腸内で水分を集めて便を柔らかくする効果があるためです。

なお、便秘薬にもマグネシウムが含まれているため、併用はしないようにしてください。

そのほかにも、硬水に含まれるカルシウムは脂肪燃焼をサポートしてくれる点が特徴です。そのため、ダイエットをしている方にもおすすめです。このように美容や健康を維持・向上させたい方にも硬水は適しています。

食材の美味しさを引き立てる

硬水は食材によって素材の持つ美味しさをさらに引き立ててくれます。

例えば、肉の煮込み料理を作る際には硬水がおすすめです。これは、硬水のミネラルが肉に含まれるタンパク質と結びつき、アクとして溶け出すことで臭みを減らし、柔らかく仕上がるためです。ただし、軟水を使用するのと同じ時間で煮込んでいると肉が硬くなるため注意してください。

また、お米を硬めの食感にしたいときやパラパラとさせたい時にも硬水が役立ちます。さらに、お茶や紅茶の渋みが気になる場合、硬水を使用することでそれらを軽減することができます。

硬水のデメリット

メリットの一方で硬水には少なからずデメリットもあります。ここでは具体的なデメリットを紹介します。メリットと合わせて覚えておきましょう。

飲みすぎるとお腹を下す恐れ

先ほども触れていますが、硬水を飲みすぎるとお腹を下す恐れがあります。これは硬水に含まれるマグネシウムが体に吸収されにくく、飲み続けることで便がゆるくなるケースがあるためです。

硬水は便秘対策として活用できますが、飲みすぎないように適量を守ることがポイントです。

参考:便秘に効くのは硬水?軟水?それぞれの違いや特徴を解説

和食やコーヒーには向いことがある

先ほど硬水は食材の美味しさを引き出すとお伝えしましたが、全ての食材に適しているわけではありません。例えば和食を作る際には硬水は不向きです。

硬水に含まれているマグネシウムは独特な風味や苦味を持っているため、出汁の風味を楽しむ和食には適していません。また、同じ理由からコーヒーを淹れる際の水としての利用もおすすめできません。

ただし、硬水を使用することで酸味や苦味を抑えられるため、コーヒーのそういった味わいが苦手な人は硬水を試してみるといいでしょう。

まとめ

今回は、水を飲むタイミングについて解説しました。水は就寝前や起床後、運動前、入浴前など、体が水分を失う前のタイミングで飲むことが大切です。

また、飲む際は一度にまとめて飲むのではなく、1.5~2リットルを1日の中で10回程度に分けてこまめに飲むことがポイントとなります。日本の水は軟水が基本ですが、硬水を飲むことも効果的です。

国内トップクラスの高度がありながら、口当たりが良く飲みやすい二千万年水を是非お試しください。

参考文献
森永:業界注目!カルシウムが体重増加を抑える働きがある!?
硬水ラボ:いつどんな時に飲むといいの?
はるかクリニック:水の飲み方・選び方