硬水をまずいと感じる5つの理由と「簡単に克服する方法」

硬水をまずいと感じる5つの理由

硬水のメリットを聞いて飲み始めたのはいいが、「まずい!」「飲みにくい!」「これでは続けられない、、、」と感じてはいないだろうか?

安心して欲しい、軟水大国日本では多くの人があなたと同じように感じている。とは言え、硬水の味に慣れ、出来る限り長く続ける事ができれば嬉いと思わないだろうか。

硬水が飲みにくい原因を知り、飲みやすくするためのテクニックを知れば、意外と続けられるものだ。それができれば、硬水から得られる恩恵はあなたのものだ!まずは硬水をまずいと感じる理由から見ていこう。

なぜ硬水をまずいと感じるのか?5つの理由

硬水をまずいと感じる5つの理由

軟水とは成分の濃さが違うから

成分の濃さが違う

軟水と硬水には成分に大きな差があり、硬度120以下が軟水で、硬度120以上が硬水とWHOでは定義されている。硬度はマグネシウムと、カルシウムの含有量によって決まり、この2つの成分の含有量が、軟水と硬水の味におおきな違いを生んでいる。

マグネシウムとカルシウムが苦いから

硬水が苦いのは、カルシウムとマグネシウムが原因

硬水が飲みにくいとされている根本的な原因は「カルシウム」と「マグネシウム」の味にあり、味博士の研究所によると以下のように分類されている。

  • カルシウム:苦味
  • マグネシウム:苦味と塩見が混ざった複雑な味

特にマグネシウムのほうが苦味が強いので、同じ硬度でもマグネシウム含有量が多い水の方が苦味を感じやすい。同じ硬度でもカルシウムとマグネシウムの含有量によって、味が変わることを覚えておこう。

日本人は軟水を飲み慣れているから

日本で採水できる水のほとんどは軟水なので、我々が普段飲んでいる水も圧倒的に軟水が多い。軟水は小さい頃から「慣れ親しんだ味」なのだ。

実際に水道水のほとんどは軟水だし、コンビニなどで販売されている売れ筋のミネラルウォーターも軟水だ。今まで硬水を飲んだ経験が少ないというのも、硬水をまずいと感じる大きな要因だ。

日本料理には軟水が合っているから

日本食は軟水が合う

採水される水のほとんどが軟水なので、それとともに軟水に適した料理が日本では発達してきた。軟水は浸透性が高いため、風味を活かすような料理には適しており、旨味成分を硬水より抽出しやすいのも特徴だ。

料理にも硬水が使われる事が少ないため、普段の生活で硬水を飲んだことや、硬水を使った料理を食べたことが無いのも理由と考えられる。

口コミが原因

口コミが原因

数年前に海外の硬度1,000以上の超硬水が流行った際に、多くの人が気軽に超硬水を飲んだ。気軽に初めた多くの人が断念し、口コミやSNSで「硬水はまずい」という噂が広まったのだ。

その印象や口コミが今でも残っていて、「硬水=まずい」の認識がウェブのユーザーを中心に広がっているのも要因だ。

また、ブログなどで軟水のウォーターサーバーを紹介している人の多くが、仲介料をもらえるアフェリエイトプログラムに参加している。軟水のサーバーを売りやすくするために、あえて「硬水=まずい」「軟水=うまい」の構図を作り出してるのも事実である。

硬水によって硬度が大きく異なるのと、成分のバランスによって味が決まる。決して全ての硬水が海外の超硬水のように飲みづらいわけではないと知って頂きたい。

「悩んでいるあなたへ」硬水を飲み続けることでメリットはあるのか?

硬水をまずいと感じる5つの理由-メリット

硬水を辞めようか悩んでいるあなたに、もう一度硬水のメリットを紹介する。

  • ミネラル補給ができる
  • 腸の働きを活発化し免疫機能を活性化
  • ダイエット中の水分補給に向いている

このように健康を考えるとメリットが豊富にあるのは事実だ。

「なぜ硬水を飲んでいるのか」

「硬水を飲むことでどんな効果を得たいのか」

「どんな自分になりたいのか?」

この3つをもう一度考えてほしい。あなたの目的達成の助けになるのであれば、硬水を飲み続けるメリットは十分あるのではないだろうか?メリットについての詳細は「硬水と軟水の違い-選び方アドバイス付」を参考に!

硬水を続ける!「美味しく飲む5つの方法」

硬水はまずい?美味しく飲む5つの方法

「硬水を飲み続けたいけど、どうしても味に慣れない」という人のための、美味しく飲む5つの方法がこちら。辞めようか悩んでいる人もまずはこのテクニックを試してほしい。

冷やして飲む

硬水は冷やして飲むと飲みやすい

即効性がありオススメの方法。試していただければ分かるが、常温と「キリッ」と冷えた状態では味の感じ方に違いがでる。常温で飲むより臭いや、口当たりの重さが減り飲みやすく感じるはずだ。

夏場は冷やしても問題ないが、寒い季節に毎回冷たい水を飲むのも辛い。温めて飲んでも同じように飲みやすくなるので、試して欲しい。

レモン汁を絞る

硬水はレモン汁を入れると飲みやすい

レモンを数滴絞るだけで、レモンの風味が「さっぱり」とした口当たりに変えてくれる。飲みやすくなるだけでなく、レモンにふくまれているクエン酸が、ミネラルの吸収を助けてくれるので一石二鳥の方法だ。

とは言え、毎回生のレモンを用意して絞るのは一苦労だ。ポッカレモンのような100%果汁の商品でも代用可能なので試して欲しい。一番オススメの方法だ。

炭酸と混ぜて飲む

硬水は炭酸と混ぜると飲みやすい

市販されている無糖の炭酸水と混ぜると、「シュワッ」とした口当たりに変わるので、飲みやすくなる。炭酸でごまかしていると言えば、そうかもしれないが、飲みやすくなるのは事実だ。

軟水と混ぜる

裏技的な方法。単純に濃度が薄くなるのでその分飲みやすくなる。コンビニなどで売られている軟水のミネラルウォーターであれば何でもOKだ。混ぜてもミネラルなどの成分は摂取できるので、どうしても硬水の味を克服出来ない時に試してほしい。

それでも硬水の味に慣れないときは「硬度を下げる」

硬水になれない時は硬度を下げる

4つの方法を試しても、どうしても硬水が飲みづらく感じる場合は「硬度を下げる」のがいいだろう。硬度120以上が硬水なので、120に近い硬水から初めて徐々に硬度を上げていく方法だ。低硬度の硬水と4つのテクニックを併用すれば、随分と飲みやすくなる。

辞める前に試して欲しい3つのこと

健康のために硬水を続けたくても、なかなか続けられない人もいるのではないだろうか。諦める前に以下の事を試して欲しい。

一度に全ての水を硬水にしない

一番多くある失敗は、硬水を始めるタイミングで「全ての飲水」を硬水に変えることだ。今まで軟水しか飲んで来なかった人が、硬水しか飲めなくなるのは厳しい。全ての水を変えるのはあなたが慣れてからでも遅くない。まずはコップ一杯から初めてみよう。

1日の目標は低く定める

目標は少ない量を設定しよう。初めから「1日にペットボトル1本」と設定すると、味に慣れるまではただの苦行になってしまう。まずはコップ一杯から初め、それでも難しい場合は「美味しく飲む5つの方法」も同時に試せば効果的だ。量はいつでも増やせるので、まずは慣れることが重要。

1週間だけ継続してみる

「1週間だけは継続して飲む」と目標を決めてみよう。この期間に味に慣れたと思えるなら、少し硬度を上げるか、飲む量を増やして継続すればいい。

1週間継続して、それでもどうしても飲む気にならなければ、無理に硬水を飲む必要は無いと著者は考える。ミネラルを補給できるのは硬水だけではない。あなたに合った他の方法を探すのことをオススメする。

辞める前のチェックリスト

  • 「美味しく飲む5つの方法」を試す
  • 「辞める前に試して欲しい3つのこと」を試す
  • 健康面でのメリットを思い出す

まとめ

硬水はマグネシウムとカルシウムの性質から「独特の風味」があり、飲みづらさを感じる人がいるのは事実だが、その反面メリットも多い。

「まずい!」と感じた時は、もう一度硬水のメリットを思い出し欲しい。

最初は抵抗があるはずだが、この記事で紹介したテクニッックを使えば、少しずつ慣れてくるはずだ。それでも慣れなければ、そこでキッパリと硬水をやめればいい。

諦めて他の方法を探すのも有効な手段だ。あなたの生活が少しでも豊かになる水を選択をしてもらえると嬉しい!

ps
あなたがオススメする「硬水を飲みやすくするテクニック」は有りますか?