硬水と軟水の違い【選び方アドバイス付】

【二千万年水】硬水と軟水の違い

自分が飲んでいる水の硬度を知っているだろうか?

水には硬度によって硬水と軟水があり、それぞれに特徴と良さがある。それぞれの違いを知って、あなたに有った水選びの参考にしてほしい。

1. 硬水と軟水の違い

硬水と軟水の違いは「硬度」の違いだ。

硬度は、水1リットル当たりの「カルシウム」と「マグネシウム」の含有量で計算される。WHO(世界保健機関)の基準では、硬度120mg/L未満を「軟水」、120mg/L以上を「硬水」定めている。つまり、マグネシウムとカルシウムの含有量が多い水を硬水、少ない水を軟水と考えるとわかりやすい。※カルシウム、マグネシウムはミネラルの一種

  • 硬水:硬度120mg/L以上
  • 軟水:硬度120mg/L未満

1-1. 硬度の計算式

数値はペットボトルの裏に記載されている、栄養成分表示を参照。ほとんどの栄養成分表示は、100ml当たりの数値が記載されているのでリットル(1Lなのでかける10倍)に換算した数値を入れるよう注意してほしい。

(カルシウム/L × 2.5)+(マグネシウム/L × 4.1)=硬度

1-2. 味の違い

【二千万年水】硬水と軟水の違い-味の違い

一番感じやすい違いは飲んだ時に感じる味の違いではないだろうか。味覚には個人差があるので一概には言えないが、多くの人が感じている一般的な硬水と軟水の味の違いは以下の通りだ。

硬水

  • 口当たりが重い
  • 苦味を感じる場合がある
  • 独特の風味がある

軟水

  • 口当たりがまろやか
  • あまみを感じる場合がある
  • クセがない

水道水を含め、日本で採水される水がほとんどが「軟水」なので、多くの日本人が飲みやすい味と感じているのは軟水と言えるだろう。

マグネシウムの含有量が少なく、口当たりがまろやかに感じる硬水もある。あくまで一般的な意見なので、水の成分によっては上記に当てはまらない事もあるとご了承頂きたい。

マグネシウムの量が多い水ほど、苦味や重々しさなどの独特の風味が増す。-万病を防ぐ「水」の飲み方・選び方 – 藤田紘一郎

1-3. なぜ硬水と軟水ができるのか?

採水されるまでに、どれだけ地中の成分を吸収したかで硬水か軟水か決まる。

  • 硬水:ミネラル豊富な地層の成分を吸収した水
  • 軟水:地層に浸透した時間が短く、成分の吸収が少ない水

日本は国土が狭く、急斜面が多いため地層のミネラルを吸収する時間が短いので「軟水」が多いとされている。その反面ヨーロッパ等の広大な土地を誇る地域は、河川も長く、地層に接する時間が長いため硬水が多い。地形や地質などが、軟水と硬水を生み出す要因の一つといえるだろう。

欧米のように石灰質の地域を長い時間かけて通ってくる水の硬度は高く、日本のように地中での滞留時間や河川延長が短い場合、硬度は低めになります。-東京都水道 

2. 硬水と軟水のメリット、デメリット

【二千万年水】硬水と軟水の違い-メリットデメリット

硬水と軟水には、成分に違いがあるため、用途によってはメリットとデメリットが生じる。一般的なメリットとデメリットを紹介する。

2-1. 硬水のメリット

ミネラルの補給ができる

カルシウムとマグネシウムを豊富に含んだ水が硬水なので、ミネラル補給には適している。イオン化された成分は吸収されやすいのが特徴だ。農林水産省によると、ミネラルは体の中では生成されないので、每日食事等からとる必要があるとされている。

煮込み料理に使うと臭みが抜ける

カルシウムと肉の臭みとなる成分が結合してアクとして出るため、臭みが取れた美味しいスープを作るのに適している。また硬水を苦味や渋み、がある食材に使うとカルシウムが結合して、苦味や渋みが抑えられる特徴もある。

腸の働きを活発にし、免疫機能を活性化

カルシウムには腸の働きを活発にする作用があるとされている。マグネシウムには便を柔らかくする作用があるため、体質や体調により、便秘改善に役立つ場合がある。実際にマグネシウムは下剤にも使用されている。

カルシウムには、腸の蠕動運動を活発化する働きがあります。~腸の動きが良くなると、免疫機能も活性化します。腸にある免疫組織が刺激され、動き出すからです-体をつくる水、壊す水 – 藤田紘一郎

※蠕動運動とは、腸が内容物を前と押し出す作用。

2-2. 硬水のデメリット

赤ちゃんや腎臓が悪い人には不向き

カルシウムの多い水は腎臓に負担をかけるため腎臓が悪い人や、臓器の発達が未成熟な赤ちゃんには不向きとされている。

人によってはお腹がゆるくなる

硬水のメリットでもあるマグネシウムの作用が、人によっては下痢の原因になる可能性もある。いきなり硬度の高い水を飲むのではなく、徐々に硬度を上げて、体を慣らしていくのがオススメだ。

風味を活かす料理には不向き

硬水自体に独特の風味や、匂いがあるものも多々あるため、風味を活かす料理には邪魔になることもある。特に日本料理のように「ダシ」を多用する料理には、より素材の味が浸透する軟水が適してる。

2-3. 軟水のメリット

水分補給に適している

軟水の大きな特徴の1つは、クセがなく飲みやすい事だ。硬水に比べ、ミネラル分も少なので、体の負担にもなりにくい。

日本料理など、風味を活かす料理に適している

軟水は浸透性が高い特徴があるため、ダシを多用する日本料理には特に適している。料理によっては、より旨味成分が抽出されるので、香りもよく美味しくなる。

赤ちゃんのミルクにも使える

カルシウム。マグネシウムの含有量が少ないため赤ちゃんの体への負担が少なく、ミルクにも使う事ができる。成分の少なさを考えると、特に適しているのは硬度が10以下の「超軟水」だが、コンビニで販売されている、ミネラルウォーターでも、硬度は20~40程度なので十分使用可能だ。

2-4. 軟水のデメリット

ミネラルの補給はできない

ミネラルの含有量がすくないので、ミネラル補給を目的とした飲用では、あまり効果を期待できないだろう。

体質改善などは期待できない

ミネラルの含有量の少なさから、カルシウムや、マグネシウムから得られる作用の効果を期待できない。便秘改善や腸の活性化を目的としているなら、硬水がオススメだ。

洋風の煮込み料理には不向き

軟水のメリットである、抽出力の高さが、洋風の煮込み料理にはデメリットになってしまう。肉の臭みなどが必要以上にスープに移ってしまうからだ。珈琲やお茶でも、成分が抽出されやすいため、苦味や渋みも成分も多く抽出されてしまう。

3. あなたに合った選び方

まず最初に注意をして頂きたいのは、体質や、生活環境によって状況は異なるということだ。もし、あなたが医者にかかっている場合は、どんな水を飲めばいいか必ず確認を。

3-1. 硬水がオススメの人

  • 体質改善をしたい
  • 便秘
  • ミネラル補給が目的
  • 健康志向

3-2. 軟水がオススメの人 

  • 水分補給が目的
  • 赤ちゃんのミルクに使いたい
  • 普段の料理に使いたい 

【まとめ】どちらを選ぶべきか?

水の特性を考えるのであれば、健康目的なら「硬水」、特にこだわりが無い場合や普段使いには「軟水」を選べば良いのではないだろか。

だが理想的なのは、硬水と軟水の両方を効果的に飲むことだ。普段の飲用には軟水をメインにし、ミネラル補給の目的で硬水を用意しておくなどの方法だ。是非あなたの生活スタイルに合った水を選んで、より健康な生活を目指してほしい。

 

One thought on “硬水と軟水の違い【選び方アドバイス付】

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